エアアジア・ジャパンは撤退か?

トラベル

中部国際空港を拠点に札幌、仙台、福岡、台北の国内線3路線、国際線1路線を運航(コロナ禍以降、ほとんど飛んでいない気がしますが…)している、エアアジア・ジャパンですが、エアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEOが日本路線の見直し=撤退を行うことを明らかにしました。

エアアジア・ジャパンは、2011年にエアアジアと全日空が提携して、2012年から運航を開始したもののエアアジア側から提携解消が提案され、エアアジアは日本から撤退して残った会社は、バニラ・エアとして運航されていましたが昨年、peach aviationに吸収されて消滅しています。

2014年にエアアジアが、新たにエアアジア・ジャパンを設立することを発表しエアアジアが49%を出資した以外に楽天、ノエビア、アルペンなどが出資して同一社名のエアアジア・ジャパンが、2015年に航空輸送事業の許可を受けて中部国際空港を拠点に運航開始を発表しました。

が、2016年からの就航開始予定がズルズルと延期され、使用機材のA320型機は中部国際空港に駐機していましたが、運航上の理由(飛ばせない理由が明確に説明された記憶はありません)により、実際に運航開始になったのは2017年のことで、その後は機材を増やして8機体制になるという話でしたが、実際は3機のままで、4月のコビット19の感染拡大以降は事実上の運休状態でした。

久し振りに福岡へ行こうと考えて、エアアジア・ジャパンの利用も一応検討はしましたが、運航再開後も欠航が多く、旅行を予定している11月に本当に運航されるのかが疑わしいので、予約するのは止めました。

 

経営に詳しくない私でも予測がつくぐらいなので、撤退の可能性について驚きはありませんが、一度ならずも二度までも失敗した、日本での事業展開失敗でエアアジアグループの信用はかなり低下するんじゃないのかな?と思います。

航空・旅行関係の情報会社の分析によれば、エアアジアグループの拠点の中で日本、インド、インドネシア、フィリピンは業務の維持が困難なレベルにまでコビット19の影響が出ているようですので、中部国際空港のLCC用ターミナルからエアアジアの機体が姿を消すのは確実なような気がします。

エアアジア・ジャパンの予約は見合わせた方が良いでしょうね。


旅行・観光ランキング

コメント