2018年に公開されたマーベル・スタジオ作品「ブラックパンサー」は映画の歴史を大きく変えた作品と言われています。
白人が主役を務めるのが当然だったハリウッド映画で、初めて黒人俳優が主役を演じたスーパーヒーロー作品であること。
そして黒人が主役の映画はヒットしないという不当な常識が疑われることなく常識と考えられてきた中で、製作費の7倍近くの興収を記録したこと。
そしてアカデミー賞において、黒人が主役で、なおかつスーパーヒーロー作品である「ブラックパンサー」が作品賞にノミネートされたこと。
これらの映画史を変える偉業を達成した「ブラックパンサー」で主役を演じたチャドウィック・ボーズマンさんが、43歳の若さで大腸がんのために、家族が見守るロサンゼルスの自宅で死去しました。
「ブラックパンサー」は、ごく簡単にまとめるとアフリカの架空の国ワカンダ(豊富な資源と最先端の科学力によって世界でももっとも進んだ文明を持つがあえて最貧国を装って、欧米諸国による植民地化を免れた)の若き国王ティ・チャラ=ブラックパンサーが、卑劣な手段によって、ワカンダの実権を握ったエリック・キルモンガー(本名はウンジャダカで王位継承権を持っている)が
ワカンダの最新兵器と技術を世界に売るために動きだすことを阻止するために戦いを挑むというストーリーです。
マーベル・スタジオ作品(ディズニー)なので、豊富な資金力に支えられ映像はきれいでCGにも不自然なところはありません。
世界でヒットしただけの映画ですね、アベンジャーズ好きだけでなくヒーロー映画の好きな人はご覧になることをお勧めします。
韓国の釜山でカーチェイスシーンが撮影され、釜山に行った時に実際に現場を見ましたが、ハリウッド映画の現場になった場所を見たのは初めてだったのでちょっと感動しました。
続編が作られる予定でしたが、チャドウィック・ボーズマンさんが亡くなってしまったので、どうなるんでしょうね。
撮影は既に済んでいて編集作業中だと最後の雄姿が見られそうですが、現時点ではそういう情報はありません。
個人評価:★★★★★
公開日:2018年
上映時間:134分
製作国:アメリカ
監督:ライアン・クーグラー
主演:チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン
動画配信:ディズニープラス
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