HK／変態仮面　アブノーマル・クライシス

くまりん

女性にウケるか微妙ですが、
鈴木亮平が体当たりで演技しています！

2016年に公開された鈴木亮平主演のアクションコメディ映画です。
前作が少ない映画館数での公開だったにも関わらず、それなりに話題になったということと（パンティを被ったヒーローモノなんて普通はないので、そういう意味で話題になったということもあるでしょうね）なぜか、台湾で大人気作品になっているということで、製作された続編です。

世界中でパンティが空を飛んで消えていく、という現象で世間が騒然となる中、ヒロイン愛子（清水富美加=現在は千眼美子）のパンティを被って戦っていた色丞狂介は、愛子との関係が気まずくなってパンティを返したために、変身して正義のために戦うことが出来なくなってしまったのであった、そんな時に過去最強の敵が現れて、さあどうするというのが続編のストーリーです。

単純な話なんでストーリーを書いてしまったら、面白くないと思うので今回はネタバレはありません。
興味を持った方は、パンティを被って悪と戦う正義のヒーローという異色の映画を、ご覧ください。

NHKの大河ドラマ「西郷隆盛」の主演をした後だったら、この映画に出ることを所属事務所が受けただろうか？というぐらいに、お尻に食い込む全裸に近い姿で、変態仮面を熱演している鈴木亮平ですが、ムキムキの筋肉隆々の肉体を作って、役作りに努力する真面目な俳優だからこそ、大河ドラマの主演のオファーが来たという見方も出来るかも知れませんね。

敵役の大金玉男（だいきんたまおとこ）ではなく大金玉男（おおがねたまお）を演じているのはムロツヨシで、監督はコメディ作品に強い福田雄一です。

福田雄一監督の映画では「コドモ警察」が好きで、元々は深夜枠ドラマだった作品が映画化までされて、子供にされた刑事たちが大人に戻るまでのストーリーを観たかったのですが、映画が公開されて、そのまま終了してしまったのが残念で仕方ありません。もうすでに福くんも、小学生ではなく続編を作ることも出来ないと思うので、幻の最終回のままになっていますが、その話はともかくとして、「ジョシーズ」なども演出している福田雄一監督の作品です。

パンティがたくさん出てくるので、変態じゃなくても一般的な男性にとっては嬉しい？作品になっていると思いますが、第一作はPG12指定になっていたので、地上波放映は難しい（放送したらそれなりに視聴率は取れそうですが）が、続編はPG12が外れたので地上波での放映も可能ではあるものの、陽の目を見ることはなさそうなので、U-NEXTで観てみて下さい、面白い映画です。