アナと雪の女王2 2020年洋画興収1位

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2020年に公開の洋画、興行収入ベスト10が発表され「アナと雪の女王2」が133億7,000万円で1位になりました。

 

ちなみに2位には「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」が入ってディズニー系の映画が上位2本という結果になっています。

 

コロナ渦ということで、映画館が休業したり、利用可能な客席を半分程度まで減らしたりした上に、2020年に公開を予定されていた大ヒットが期待される作品が軒並み、2021年公開に延期されたこともあり、鬼滅の刃の三分の一の興行収入で1位という結果になっています。

 

 

 

 

 

「アナと雪の女王2」は2019年の11月22日から公開となり、公開3日間の興収が日本では19億円と、前作の二倍以上の成績になりました。

 

ただ、前作では公開後もリピーターが吹き替え版と字幕版の両方を見比べたり映画と一緒に歌おうバージョンなんて企画もあって興行収入を伸ばしましたが、主題歌に前作ほどのインパクトがなく、ストーリーも子供向けとしては難解な部分もあったので、前作の興収は超えられませんでした。

 

が、中国では58億円、韓国でも35億円と東アジア地域では特に公開三日間の成績が好調になり、アメリカ映画にはあまり関心を示さないフランスやドイツなどのヨーロッパ諸国でもヒット作品になったため、アメリカを除く世界興収で約394億円と好調な滑り出しでした。

 

 

約200億円ほどの製作費は公開から三日で取り戻せた(興収レベルなので実際には700億円ほど稼がないと黒字にはならない)ことになるほどの大ヒットで前作が達成した約1,402億円を超えられるか?というのが、映画の内容以上に盛り上がりましたが、前作は超えられませんでした。

 

 

前作では自らが持つ魔法の力をコントロールすることが出来なくて、両親から引き継いだアレンデール王国を氷に閉ざされた世界にしてしまったエルサと妹アナとの絆を描いたストーリーでしたが、今回はエルサにしか聞こえない歌に導かれて両親の海難事故も含めた謎を解くために、アナの恋人のクリストフと雪だるまのオラフと共に旅に出るという冒険ストーリーになりました。

 

 

 

 

前作と同じようにミュージカル仕立てになっていて、エルサの声はイディナ・メンゼル、アナの声はクリステン・ベルが続投していて、日本語吹き替え版のキャストも松たか子さん、神田さやかさんなど前作と同様のメンバーでしたがピエール瀧は薬物事件のためにが外されてしまったために主要キャストの中で、雪だるまのオラフだけは武内駿輔に変更になりました。

 

 

薬物使用で逮捕はされましたが、作品の中でコカインを推奨したわけでもないのにオラフの声が変わってしまったのが残念ですが、交代した武内駿輔の声はピエール瀧と比べても違和感はなくて、あの呑気な癒し系雪だるまの雰囲気を醸し出していたのは良かったです。

 

 

内容的には前作よりもダークなイメージのシーンが多く、子供向けの快活明朗な話ではないのですが、最後にはエルサはエルサの生き方を選び、アナはアナの性格を活かした女王となるというハッピーエンドで終わります。

 

 

細かい部分のネタバレは書きませんが、結果よりも過程が大事な映画ですからエルサの出生の秘密を解き明かすための冒険の旅の部分は書きません。

前作よりも、ちょっと考えるシーンが多い作品ですがお勧めです。

 

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