やくざの親分役か、強行犯の刑事役をやったら他に適役がいないぐらい有名な
韓国映画の俳優と言えば、マ・ドンソク。
この映画の中では、何軒もの闇の遊技場やカラオケを経営し全国に違法遊技台
を供給する工場を持ち、警察の幹部とも金銭でコネクションを持つ大物ヤクザ
の親分、チャン・ドンスをその風貌から醸し出す威圧感で演じています。
日本の公開時のタイトルの「悪人伝」では、映画の内容は全く分かりませんが
原題である「THE GANGSTER, THE COP, THE DEVIL」を、日本語に訳した
「やくざの親分、刑事、悪魔」の方が適切に映画の内容を表しています。
【あらすじ】
チャン・ドンスは、ある晩、同業者とは違う男に襲撃され瀕死の重傷を負って
病院に運ばれ、一命をとりとめたドンスは部下たちに犯人捜しを指示します。
警察のやさぐれ刑事であるチョンは、ドンスを襲った犯人こそが連続殺人事件
を起こしているシリアルキラーであると見抜いて、上司に対し連続殺人として
捜査することを進言しますがドンスと繋がる上司は、ドンスの組織へと捜査が
及ぶことを嫌い、チョン刑事に捜査から手を引くことを命じます。
警察組織がアテにならないことを理解したチョン刑事は、世の中の悪人である
やくざの親分であるチャン・ドンスと刑事のチョンが手を結び、さらに悪人で
あるシリアルキラーを追い詰めることを提案して、やくざの親分と刑事による
共同捜査が始まります。
ということで、シリアルキラーの正体は誰なのか？そして殺人を楽しむ人間を
世の中から消し去るための最終手段は？という映画でした。
演技だとはわかっていても、マ・ドンソクの拳は大きく強そうですね。
公開日：2019年
上映時間：110分
製作国：韓国
監督：イ・ウォンテ
主演：マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ
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