故・石原裕次郎さんが設立して、映画、ドラマの製作、俳優のマネジメントを手掛けていた石原プロモーションの解散が決定しました。
石原裕次郎さんの34回目の命日である7月17日に、報道各社に対して今後の方針として挨拶状を郵送し、来年2021年の1月16日を以って石原プロモーションの商号を「裕次郎さんの仏前に返還」するとの報告をしました。
現在、石原プロモーションの所属俳優は渡哲也、神田正輝、舘ひろし、徳重聡
金児憲史、池田努、神田穣、増本尚ということで西部警察の頃に所属していた寺尾聰、刈谷俊介、峰竜太は退社していますから、メインの三人以外はあまり目立った活躍もしていないということもあるかと思います。
裕次郎夫人のまき子さんが、代表取締役会長を務めているものの、年齢的にも所属俳優の面倒を見ていくことは難しいという理由の中には、独り立ちに至らない若い俳優たちの今後を支えていくには、78歳の渡哲也さん、70歳の舘ひろしさん69歳の神田正輝さんも、若くはないという意味もあるかと思います。
「大都会」「西部警察」をリアルタイムで見ていた世代である私と、同世代の人にとっては、寂しさを感じる発表かとは思いますが、石原裕次郎さんの遺言では、元々「俺が死んだら即会社をたたみなさい」だったそうで、俳優、スタッフが裕次郎さんが遺した会社に愛情をもって、働く姿を見ていると実行できなかったと、まき子会長が挨拶状で説明をしているようです。
現在のテレビ局の製作予算や、過激暴力シーンの排除を求める放送倫理委員会の存在などを考えると、現状の地上波で「大都会」「西部警察」を新たに制作することも、旧作品を放映することも困難だと思いますが、特に「西部警察」は是非見てもらいたい刑事ドラマだと思っています。
テレビ放映はあり得ないので、動画サイトということになりますがU-NEXTは「大都会」「西部警察」とも基本料金だけで見放題です。
実際にはありえない街中で、ショットガンを撃つ大門軍団の団長・渡哲也さんや、射撃のエキスパートとして44マグナム(ダーティーハリーで有名な強力な拳銃で、日本の警察では使用していません)を使用するリキ=寺尾聰さんの活躍を、是非とも見ていただきたいと思います。
31日間はお試し期間なので無料になりますから、せっせと見れば無料期間だけで「西部警察」シリーズは全て見られるかも知れません。
渡哲也さんは、心筋梗塞で療養を始めてから全くインタビューなども出演されることがないことから、日常生活は不自由なく暮らしていらっしゃるのだろうかと時々、気になりますが、そういう情報の出どころであった石原プロが、解散をしてしまうと、そういう情報も途絶えてしまうとしたらそれは残念です。
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