今になって思えば、グループ・サウンズのザ・タイガースの頃から知っていた
というのは、とても幸せなことだったのかも知れないなぁ、なんて思いますが
現在ではテレビ出演からは引退を表明している沢田研二さんが、ソロデビュー
をしてから今年で50周年になるようです。
ザ・タイガースの歌では、私が小学一年生の時に発売された「青い鳥」という
歌(シーサイド・バウンドや花の首飾りと比べると地味な歌です、)が、一番
印象に残っているのですよね。
それは何故かというと、親戚が経営していた喫茶店の常連のお客さんが、この
歌が好きでよくジュークボックス(今の若い人達は知らないと思いますけどね
当時は20円で1曲、好きな曲が聴けた半自動のレコードプレーヤーという感じ
の機械です。中に入れてあるレコードしか選択できないので、店毎のオーナー
の趣味に合った歌手のレコードしかありませんでした)でよく聞いていました
が、ある日、警報機が鳴っている踏切に無理やり進入して、三人の若者が電車
と衝突して亡くなるという事故があり、小学一年生にとっては衝撃的な事件に
なったので、今でも覚えているのです。
歳を取ると昔のことは鮮明に覚えている反面、最近のことは忘れやすいという
見方もありますが、とにかく、亡くなった若いお兄さんの表情は忘れましたが
小学生のために1曲好きな歌を選ばせてくれたりして優しいお兄さんだったと
いうことで「青い鳥」の記憶があります。
それはともかくとして、一般人相手に揉め事を起こしてテレビ出演が出来ない
状況になったりもしましたが「勝手にしやがれ」で各音楽賞を受賞し、その後
「さらば宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲を歌ったり、教師が小型核爆弾を作って
東京で爆発させる「太陽を盗んだ男」に主演したりと、ずっと音楽でも映画や
ドラマでも楽しませてくれた50年だったわけですね。
今はむっちりした体型ですが、それもまた時の流れですよね。
「時の過ぎゆくままに」という歌も歌っていますから、その通りです。
とんでもなくカッコ良かった頃に「夜のヒットスタジオ」に出演していた沢田
研二さんの傑作だけを選りすぐって「沢田研二特集 夜のヒットスタジオ」と
いう番組がCSフジで放映されるみたいですが、私の場合は地上波しか見ること
は出来ませんので、もしも視聴することが可能なジュリーファンは、5月12日
から隔週水曜日の午後11時に放映されるようですので、ご覧ください。
私はYouTubeの沢田研二さんを楽しませていただきます。
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