スズメバチの営巣時期になります

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真夏の時期を過ぎると、スズメバチは営巣の時期になります。
葡萄や梨、リンゴなどの味覚狩りに出かけたり、近場の里山でウォーキングに出かけたりと、あえてスズメバチが警戒していそうなところに出かけてしまう人間の方にも隙があるとはいえ、都市部で生活している人はスズメバチが警戒していることなど気付きもしないでしょうから事故は避けられません。

 

ポケモンGOの画面を開いたスマホを持って、近所のお寺の境内を歩いていた時に、ヘリコプターのように空中でホバリングした状態で、正面を飛んでいるスズメバチが、カチカチと音を立てて警戒信号を発していることに気付いた時また、岐阜市の金華山(頂上に岐阜城があって観光地になっています)を登り岐阜城を目指していた時にも、周辺を旋回しながらカチカチと警告音を発して
いたスズメバチに気付いたことで、スズメバチの襲撃から逃れました。

スズメバチも、あえてコトを荒立てようとは思っていないので、巣作りの時期で気が立っていても、巣に近付くなという警告はしてきますから、その時点で前進を止めれば無用な被害に遭うことは避けられます。

以前は、人が近付くような場所ではスズメバチが営巣するようなことはなくて人里離れた田舎に行かないと、スズメバチの巣を見るなんてことはありませんでしたが、人が里山に入り込み、スズメバチも人間社会に近いところでエサを探すようになったために残飯などエサの確保がしやすいところでスズメバチが増えているという現実があります。

あまり知られていませんが、日本国内でにおいて有毒の生物との接触によって命を落とす人の大半はマムシやハブなどの毒蛇に咬まれたのではなく、ハチにハチに刺されたのが原因です。

首筋を刺されて器官が詰まって窒息死とか、強烈な痛みによるショック死の例は皆無ではありませんが、ほとんどの原因はハチの毒に対するアレルギー反応によるもので、アナフィラキシーショックと呼ばれているものです。

カチカチという警告音を発する時は、近くに営巣中の巣があることを意味していますから、それよりも前には進まないことが大原則です。

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偵察隊のハチを払いのけたりすると、本格的な撃退を目的にした攻撃隊が群れで飛んできて総攻撃に出ますから、それは避けなければなりません。
もしも何かの間違いで総攻撃に巻き込まれてしまった時は、スズメバチの攻撃目標は黒い部分ですので、頭を白や薄い色の布で隠して地面に伏せましょう。

クマに死んだフリは通用しませんが、スズメバチの視点は自分の位置よりも上を見るようになっていますから、ハチよりも低い位置に寝そべり、さらに攻撃目標になる黒い部分を隠して、しばらく身を伏せていれば撤収します。

痛い目に遭って命の危険まで冒すことはありませんから、とにかく地面に同化するぐらいピタッと地面に倒れこみましょう。頭を隠す時には首の後ろも手で覆うなどして首を刺されるのも避けましょう。

なお、アナフィラキシーショックはスズメバチだけでなく、アシナガバチとかミツバチでも起こりますから、ハチの一刺しには十分に注意して下さい。

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