夏の沢遊び・マムシにご注意

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私の近所というには少々遠いのですが、車で30分ほど走ると木曽川の河原まで行くことが出来て、愛知県と岐阜県との県境にある川島町(岐阜県各務原市)という川の中州にある町があるんですが、ここで魚釣りをしたり投網を使って魚を取ったり、浅瀬では子どもと一緒に水遊びをしている人もいて、夏には人が集まるところです。(そんなに大勢ではないので、コロナ禍の現在も感染の危険は少ないと思います)

この周辺を含めた木曽川の畔の草むらのあたりには、マムシに注意という看板がありますが、実際に人がマムシに噛まれて救急車を呼んだという話はあまり聞いたことがありませんし、私が子どもの頃には魚捕りのタモを使ってマムシを捕まえて、毒蛇退治なんて言って遊んでいたぐらいなので、毒蛇だから怖いと思ったことはあまりありません。

 

夏になると清流を流れる水の涼感と沢から吹く風の涼しさを楽しむために、里山の清流を目指して沢歩きをする機会が多くなる時期でもあります。

 

特に今年は人が集まるところは避けることが推奨されているので、家族や友達など少ないグループで、あまり急流ではない安全な沢で遊ぶことが増えるかも知れませんが、そんな沢の周辺は涼しいのと、小動物が現れるので獲物を狙ってマムシは結構な割合で出没しますので、マムシの外見は記憶しておく方が良いと思います。(危険な毒蛇のヤマカガシは沢にはあまり出ません)

 

 

岩場を歩く時には危険防止のために、岩肌に手を付いて進むことがありますが手を置いたすぐその先で、マムシがとぐろを巻いていたという経験は、沢歩きをしたことのある人なら実体験している人もいると思いますし、不慣れな人であってもマムシに出会う機会は均等ですから、岩場を歩く時には手袋を重ねて出来る限り毒牙が深く刺さらないような工夫が必要です。

 

毒の怖さ(致死率、毒の量、毒の種類)という部分で考えたら、群馬県の研究センターまで要請しないと抗毒血清のないヤマカガシよりは、マムシの方が命に影響する確率は低いわけですが痛い目には遭いたくないですよね。

 

そんなわけで、毒によって痛い思いをするのは自分自身ですからね、念には念を入れるのが安全に森林浴や沢歩きをするために大切なことです。

 

ちなみに散歩中の犬がマムシに噛まれても、毒が入った部分が腫れるぐらいで命に関わることは滅多にありません。

数千年に渡る人との付き合いの歴史の中で、もっとも人間に飼いならされた動物とされている犬であっても、野外での災難の時には野生時代から受け継がれた免疫力は強いみたいですね。

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