映画・「モンスターハンター」

シネマクラブ

日本では、21年3月26日に公開日が決定された映画「モンスターハンター」
カプコンから発売されているゲーム「モンスターハンター」の映画化権を取得
した、アメリカのポール・W・S・アンダーソン(バイオハザードの監督)が
アメリカ、ドイツ、中国、日本の合作映画として製作し、当初は20年9月4日
の公開予定でしたが、コロナ禍のために公開延期になっている作品です。

 

 

個人的には、ゲームをしない人なので「モンスターハンター」というゲームが
あることは知っていますが、宣伝にあるようなゲームの世界観が映像化された
と言われても、あまり心惹かれるものはありません。

 

漫画やゲームが原作の作品が元の作品の世界観を大切にするのは理解しますが
その世界観をあまりにも熱く語られると、その原作をよく知らない私のような
人間にとっては暑苦しいだけで、映画を観ようという気は失せます。

 

原作を知らなくても映画の世界に入り込めて、じゃあ一度、原作になった漫画
を読んでみようとか、ゲームをやってみようという方向へと持って行けるのが
優秀な作品だと個人的には思っています。

 

映画の公開日は新作ゲームの発売日とリンクしています。

 

「鬼滅の刃」は原作は読んだことがありませんでしたが、過去のアニメ作品や
原作を読んでみようという気になる作品だったので優秀な作品だと思います。

 

映画自体は予告編しか見ていないので、内容について可否の判断はしませんが
宣伝コピーでは「あのモンスターも!あの楽曲も!あの肉焼きシーンも!」と
実際にゲームをしている人には興奮する盛り上げ方かもしれませんが、実際に
ゲームをしていない私にとっては、そんなの知らんし…という空虚な戯言だと
しか感じられないので、宣伝はヘタだと断言します。

 

宣伝をする人がゲームの世界に浸って、当事者的なはしゃぎ方で宣伝されても
なにか面白い映画は無いかな?と物色している通りすがりの通行人はドン引き
になってしまうことを宣伝担当者は覚えていただきたいものです。

 

というような本編とは違う話はともかくとして、砂嵐に巻き込まれたら別世界
に移動してしまったというのは、割とよくある導入部なのでちょっと安直だな
とは思うものの大きな違和感はありません。

 

スポンサーリンク

 

予告編で理解できたことは、異世界の砂漠へと迷い込んでしまった兵士たちが
元の世界に戻るために異世界の住人達とモンスターをハンティングする映画だ
ということはわかりましたが予備知識の必要性を感じました。

 

先行上映された中国では、台詞の中に中国人に対する偏見、人種差別があると
いう指摘があり、上映開始の翌日に公開が中止になり、問題部分の修正作業に
入っているということですが、中国人のスタッフ、クルーも参加している映画
で中国人に対する差別的表現とか普通はあり得ないと思うんですけどね、今は
特に世界が差別に対してピリピリしている時なので、配慮は重要です。

公開日に向けて、今一つ盛り上がりに欠けそうな感じで残念ですね。

 

コメント