昆虫採集の季節・森に行ってみませんか

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朝からセミがうるさい季節になりました。
梅雨が明けると朝の気温も一気に上昇してセミの羽化に適した気温になるので、(25℃以上)セミの鳴き声も倍増した感じがします。

 

私の住んでいるところの近くには、鎌倉時代から続いているお寺がありためにその境内の林の中では、ごく小さなニイニイゼミから、日本国内の在来種では最大クラスの大型のクマゼミまで、時間帯によって奏者の代わるリサイタルが響き渡っています。

 

10年ぐらい前はアブラゼミが主役でしたが、地球温暖化で平均気温が上昇した関係なのか、最近は格別に鳴き声のうるさいクマゼミが、半分ぐらいの割合になっているような感じがします。

子どもの頃は、午前五時ぐらいには起き出して、カブトムシやクワガタなどを探しに出かけたもので、行った時にはコクワガタを一匹ぐらいならば、確実に捕まえることが出来ましたが、今では天然の甲虫類は本当に少なくなっていて夕方にポケモンGOのお散歩ついでに、子どもの頃にクワガタが歩いていた木の洞を覗いて見たりしても、カナブンがヨチヨチ歩いている位で、子どもの頃のようにミヤマクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタなんて希少な種類を見つけるなんてことは、ほぼ100%無理な感じがします。

 

 

というか、子どもの頃には夜に出かけては、ムカデやヤスデ、ゲジゲジなどの足の多いヤツ(分類上は昆虫ではありませんね)や、スズメバチ、マムシなどの命に関わる有毒な生き物たち、さらには多くの個体が木に群がっていて数が、多くて気持ち悪かったカマドウマ(別名:お便所コオロギ)とか、ナメクジを撃退しながらの昆虫採集でしたが、今はそこまでする気力はありません。

 

最近は高原の観光地などでは昆虫ワールド、みたいな人工の林が作られて一匹いくらで買取りみたいな昆虫採集場(釣堀と一緒ですね。)が設営されていてそれなりに賑わっているみたいですが、危険な毒虫とか気持ち悪い虫もいない快適な昆虫採集は安全、気軽、楽しい反面、自然界の怖さというか、多様性を体験できないという部分もあるで、昆虫ワールドでの昆虫採集は自然体験とは違って、釣堀と一緒なんだということも大人が教えることも大切ですね。

 

とは言うものの、子どもの頃から都市部に住んでいた、お父さん、お母さんはご本人自身が魑魅魍魎の待ち構える林の中へと分け入ったことのない人も多いと思いますから、そこまでするのはなかなか難しいかも知れませんね。

 

今年はコロナ禍ということで、野外レクリエーション施設でも休業のところが多いので、自然の森の中で昆虫採集をする良い機会かもしれません。
是非、チャレンジして欲しいと思います。

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