静岡県三島市に柿田川湧水公園という広い公園があります。
富士山に降った雪や雨が地表から地面に染み込んで、約30年間地層の中をろ過されながら地下へと浸透して、再び地表に湧水として現れるのが、この公園の中を流れる柿田川ということになります。
一日の湧出量が100万トン以上とされる透明な水は年間を通して15℃に保たれ日本名水100選にも選ばれている清流です。
ソーシャルディスタンスが推奨されているご時世でもありますから、自然公園を散歩するというのも、なかなか良いプランではありませんか、ということでバスに乗って「柿田川サンムーン」というショッピングモールまで行きましてトコトコと公園の中へと入っていきました。
歩道が整備され、歩道の脇には雨水が流れるように浅い溝が掘ってあって雨が降っても歩道上に水たまりが出来ないように気遣いがされています。
行った時はまだセミが鳴いていて、蝉時雨の中、公園の奥にある湧水群の方へ向かって歩いていたのですが、歩道の脇の溝に足を突っ込んで捻挫しました。
厚底サンダルを履いている人とか、ヒールの高い靴を履いている女性も含めて捻挫の中でも、もっとも多いとされている内側に曲がる内反捻挫という捻挫で溝に足を着いた時に、緩い坂になっているために捻ったのですね。
やった時にはコキッと音がして、激痛までは行かないんですが、結構痛かったので、その後で見たせっかくの湧水の景色は今一つ覚えていません。
やっちゃったねぇと思いましたが、歩けないほどではなかったので、痛い足を引きずり気味に歩いて三島駅までバスで移動して、新幹線で帰りました。
約二週間ほど、ジクロフェナク(ボルタレン)の湿布を貼っていて、痛み止めのボルタレンも飲んでいましたが、多少は痛みが治まってきても治っているという実感がなく、会社の人にも、二週間も治らなかったら病院に行くよね?と言われて、整形外科に行きました。
先生の一言「折れてますね」は?骨折したら歩けないでしょうと思いましたが、完全に折れているわけではなくて、くるぶしの部分の剥離骨折ということでレントゲン写真にもはっきりと骨の表面が玉ねぎの皮のように剥けているのがわかりました。
全治一か月、受傷後にすぐにギプスで固めれば、もっと早く治ったと思うけどしばらく安静にしていなかったから一か月では治らないかもと言われました。
ギプスで固めますか?と言われて、え~今さら…と思ったので、うーんと少し考えていたら、それじゃあ脱着式のものにしましょうということになり、現在脱着式のギプスを使っています。
軽い捻挫なら様子を見ても良いですが、腫れたり内出血をして皮膚の表面の色が黒ずんでいる時は、靭帯が伸びているとか、剥離骨折があるので、ギブスで固めて絶対安静、お風呂には入らずシャワーのみを徹底しないと、意外に長期の療養が必要になるので、捻挫した時は素直に病院に行きましょう。
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