村上“ポンタ”秀一さんが死去

ミュージック

例えば好きな歌手のアルバムを買って、参加ミュージシャンにはあまり興味がないという人でも多分知っているぐらい有名なドラマーが3月9日に視床出血という病気で急逝した村上“ポンタ”秀一さんだと思っています。
※村上“ボンタ”さん以外は文中敬称略です。

好きなグループのドラム奏者は大体みんな知っていると思いますが、それ以外にライブのセッションで参加しているドラマーを全部知っているというほどの音楽ファンは周囲にいないので、私もいわゆる名手と言われているドラマーをそんなに知っているわけではありませんが、村上“ポンタ”秀一さんはさすがにいろいろなミュージシャン(ジャズ、フュージョンだけでなく歌謡曲とされる
人の楽曲でも)のアルバムクレジットに名前があるので知っています。

井上陽水や吉田拓郎、長渕剛などフォーク系の人、山下達郎や角松敏生などのポップス系の人、そして渡辺貞夫や高中正義、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏などの大御所とのセッションに参加している姿はYouTubeでも拝見します。

ドラムスティックを持ち歩くようになって数日で、赤い鳥のオーディションに合格したという逸話があるぐらいで、天才という感じの存在でした。

実際にライブで聴いたことはありませんが、お名前はかねがねという感じではあるので、訃報を聞いた時にはいよいよそういう時が来たのかと思いました。
若い世代のミュージシャンはあまり知らないので、現在60歳後半から70歳過ぎの人が自分にとってはアイドルであり、10歳から15歳ぐらい年の離れた音楽の演奏者なので、その世代の人が徐々に去って行ってしまう時が現実になったということなので、そういう面で少なからずの喪失感を持っています。

昨年はコロナ禍とその関連で、志村けんさんや岡江久美子さん、竹内結子さんなどが亡くなってしまい、感染収束がなかなか進まないうちにさらに多くの人が亡くなってしまうというのは、感染収束後がとても残念な状況になることは間違いないことなので、本当に残念なことになっている気がします。

ちなみに視床出血というのは脳出血の部位のことで、脳出血全体の三割程度がこの視床出血=、脳の内側の出血で命が助かっても後遺症が残るケースが大半なので、発症すると予後はあまりよくないと脳外科医の説明がされています。

年齢を重ねると発症しやすいと言われても、まだ70歳でしたからね、平均寿命ぐらいまでは活躍していただきたかったです。

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