私が高校生ぐらいの頃は、ロックとかジャズ、ポップス、歌謡曲などそれぞれのジャンル分けがされていて、歌謡曲の中でも演歌は別枠みたいな感覚がありレコード店(今ではCDショップすら無くなりつつありますけどね)でも店内は割としっかりとジャンル分けされていて、例えば吉田拓郎さんのレコードが歌謡曲の棚にあるなんてことはあり得ませんでした。
それが時代の流れと共にロックもフォークもポップス系もニューミュージックと呼ばれるようになり、さらにJ-POPとか、女性アイドルみたいな大きな括りになってきて、今では邦楽と洋楽みたいな感じになってきて音楽ファンの間口が大きくなったというか、ジャンル分けの意味が無くなっている状況です。
どうして冒頭にこんな話になったかというと、ジャンル分けが固定的だった頃高中正義のアルバムを探す時はなかなか難しかったということが言いたいわけなんですよね、ギタリストのソロアルバムだけどロックではなく、ジャズだというわけでもないということで、今ではあまり言わなくなったフュージョンやクロスオーバーなんてコーナーがあるレコード屋さんは高中正義のアルバムは
そこにありましたが、地元の歌謡曲やロック、ポップス、クラシックといった分け方のレコード屋さんでは、なかなか高中正義のアルバムを見つけることは難儀したわけです。
私が高校生の頃に「Blue Lagoon」が大ヒットして、この曲が収録されていたアルバム「JOLLY JIVE」を買って、冬に発売されたレコードなのに曲は真夏といった感じで、高中正義のファンになりました。
高校の同級生の中にはギターを弾いたことも無いのに、高中正義が弾いていたYAMAHAのギターと同じモデル(全く同一ではないけど)を買ってしまうほど仲間内ではウケていて、絵本をモチーフにした虹伝説も買いました。
ちょうど、車で海辺にドライブという年齢であり年代であったこともいわゆるトロピカル系の音楽にハマったわけですが、車と音楽はあっても助手席に彼女といかなかったのが、ちょっと残念な青春時代だったような気がします。
その後は根っからの移り気な性格というか、海外も含めて多くのアーティストに目覚めてしまったので、高中正義のみオンリーワンということありませんがレコードからCDになり、YouTubeになりと媒体は変わってきましたが、ほぼ高中正義のギターを40年以上は聴いてきました。
10年前の音楽活動40周年の時に、あれ?30周年じゃないの?と思いましたが私がソロの高中正義を知る前にはバンドメンバーとしての活動期があったので、その時期も含めると40年ということになり、今年は50周年になります。
まだまだお元気ですが、あいにくの新型コロナ感染症の影響によるイベントの自粛が続いていることで、コンサートも出来ない状況が続いていますが、暗い雰囲気を振り払うような音楽が早く復活することを願っています。
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