ウナギの産地と言えば浜名湖産というのはよく聞く話なんですが、実際に全国で最大の生産量の都道府県は鹿児島県で、2019年は7,086トンでした。
二位は愛知県で4,362トン、その後に続くのが宮崎県の3,070トンという訳で静岡県は1,534トンで4位です。
県別では二位ですが、市町村別では愛知県西尾市の一色町がトップブランドになっていて「一色産うなぎ」は愛知県の水産物の代表的な存在です。
という話がしたいわけではなく、ウナギの産地としては有名ではありませんがウナギ料理で有名なのが福岡県柳川市。
柳川と言えば、約400年以上前に城下町として整備された際に作られた、お堀をめぐる川下りで知られる水郷で、川下り観光をした後のウナギのせいろ蒸しが名物料理として知られる街です。
福岡の中心街の天神から西鉄電車利用で乗り換えなしで行ける小旅行の行き先としても知られていますが、やっぱり柳川に行くなら川下り(今の時期ならばこたつ舟が用意されています)をして、船着き場の近くにあるウナギ料理の店で、ウナギのせいろ蒸しや柳川鍋を食べたいものです。
ウナギのせいろ蒸しは、こんがりと焼き上げたウナギの蒲焼と錦糸卵の具材をしっかりとタレの染みこんだご飯の上に乗せて、せいろで蒸し上げて作るのでタレが染みて熱々のご飯と、ふんわりとほぐれるウナギの蒲焼が混ざり合った美味しさが堪らないです。
あまりの美味しさに、お店に免許証を落としてきてしまい、宅配便で自宅まで送ってもらったことがあるぐらい美味しいです。(単なる不注意)
単品料理で、柳川鍋(柳川で食べるので本場というか、発祥の地で食べることになるのかと思いますが、元々は江戸料理で、最初に考案した板前さんが福岡柳川出身だったので、柳川鍋と言うようになった説があります。諸説あるので本当の真実はわかりません。)もあってドジョウの生前の姿を思い浮かべるとちょっとだけ躊躇しましたが、折角の旅先なんだからと頼んでみたら、泥臭さ
は全く感じず、ゴボウ一緒に卵でとじられたドジョウは美味しかったです。
但し、お店によっては丸(ドジョウを生きてた時のそのままの姿で煮るので骨も全部一緒に煮てある。)で出るみたいなので要確認かな。
頭を落として割いてあるドジョウは抵抗無く食べられますが、そのままの姿で出てきたら、個人的には引きますね。。
単品で4,000円ぐらいで、肝吸いとか有明海の珍味などが一品付いた定食だと6,000円を超す値段になってしまい、気軽なランチではありませんが旅行先で美味しいものを食べるのも旅行の楽しみですからね。
柳川に行くのなら、ウナギのせいろ蒸しは是非食べていただきたい逸品であると、今回は普通に美味しいウナギ料理の話を書きました。
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