2005年に神木隆之介主演で公開された「妖怪大戦争」が、同じ三池崇史監督によって「妖怪大戦争・ガーディアンズ」として蘇り、来年公開されます。
もっと古い1968年に大映映画が「妖怪大戦争」を作っていますが、その作品は実際に観たことがありませんし、U-NEXTでも配信はされていないので内容も全く分かりませんから比較のしようもないですし、そんなに古い映画と比較をすること自体が意味がないので、スルーしますね。
今回の主役は寺田心くんということで、前作の神木隆之介に続いて天才子役と呼ばれる人は妖怪と戦わなければいけないみたいですね。
前作では、神木隆之介が演ずる小学生の稲生タダシが夏祭りの日に世界の危機を救うと伝えられる「麒麟送子」に選ばれることから物語が始まります。
人間に棄てられた古い機械が持つ人間に対する恨み、を拉致してきた妖怪たちと合体させることで、戦闘ロボット(念が入っているからアンドロイドか?)を作り出す役目を鳥刺し妖女・アギに実行させて、人間界の滅亡を企てるのが帝都大戦の主人公にもなっている魔人・加藤保憲ということで、加藤が率いる怨念に満ちた半妖怪と麒麟送子が妖怪軍団と一緒に戦うというお話です。
妖怪漫画の第一人者の故・水木しげるさんも映画に出演し、戦争のバカらしさを説くシーンもあって、「妖怪大戦争」というタイトルでありながら、戦争を否定的にとらえているところが好きな映画でした。
来年公開の新作では寺田心くんの役名は、小学生の渡辺兄(兄と書いてけいと読むそうです)で、伝説の妖怪ハンターの血統を受け継ぎ、突然、世界を救う勇者に指名されるということで、前作とは設定も名前も違いますが、いきなり世界を背負う勇者になる部分は同じみたいですね。
コロナ禍で世間に出回った「アマビエ」など、現代社会になっても妖怪に頼る部分のある日本人には妖怪映画は必須のジャンルなのかも知れません。
前作では、セクシーな衣装の川姫が登場しましたが、今回はそういう役割分担があるのだろうか?という部分にも興味を持って来年の公開を待ちたいです。
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個人評価:★★★★
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